
<全日本大学野球選手権:東亜大11-0創価大>◇9日◇1回戦◇東京ドーム
2年ぶり25度目出場の創価大(東京新)が、東亜大に延長10回タイブレークの末に敗れ初戦敗退した。
相手先発の藤井が投じるスライダーに手を焼き、9回まで散発3安打に抑え込まれた。投手陣の踏ん張りで0-0の延長戦に持ち込んだが、延長10回に2番手の山崎太陽(4年=帝京五)が無死一、二塁から暴投、野選で先制点を献上。さらに右前適時打を浴びて追加点を与えると、犠打、死球、左前打、右前打と猛攻を許し計4失点。たまらずマウンドを降りた。3番手の上田、さらに石田も失点を重ね、1イニング11失点を喫した。直後の攻撃も無得点に終わり、藤井に完封を許した。
プロ注目の立石正広外野手(4年=高川学園)は4打数1安打だった。4回先頭で迎えた第2打席での内野安打にとどまり「お互いに点が入らず守備のチーム同士ということもあって均衡するゲームになりましたが、結局先に崩れたチームが負けた」と振り返り「情けない結果には変わりない。点を取られることはあっても歯止めがきかなかった。自分たちが持っている力を1つも出せなかった。一発勝負という中で、自分たちが持っている力を1つも出せなかった。リーグ戦で優勝したのもマグレに近い形だったと思えるぐらい、新東京の代表として情けない試合をしてしまった。また反省したい」と肩を落とした。