
<日本生命セ・パ交流戦 中日3-0ロッテ>◇8日◇バンテリンドーム
中日井上一樹監督(53)が試合後、7回の打席で負傷交代した松葉貴大投手(34)の状況を明かした。7回1死一塁でバントを試み、利き手の左手甲にロッテ左腕坂本の145キロ直球が直撃。無念の途中交代となっていた。
井上監督は「一応、大事を取って圧迫をしているという形なんですけど。あの速い球が当たっているわけですから『大丈夫、大丈夫』ってわけにはいかないので。明日の様子を見てこちら側もまた次の登板に順調にいけるのか、それともちょっと(間隔を)空けなきゃいけないのかという判断をしたいと思います」と話した。
降板直後に味方が援護点を奪い6勝目。2回以降毎回走者を出しながらも7回無失点。「ちょっとピンチも多かったんでね。まあまあ、ランナー出せど踏ん張れるっていうのが、松葉のいいとこなんでね。そこは信頼してました」と評価した。
松葉は病院へは行かずに様子を見る。井上監督は「今は腫れずとも、ちょっと時間がたってから腫れるってパターンもあるから。そこはね、ある意味うちのエースなんでね、ちょっとそこは大事に至らなければいいなと思ってます」と、骨折などの事態は免れた可能性が高いが、「エース」の状態が心配でならない様子だった。