
ソフトバンク中村晃外野手(35)が、代打決勝打を放った。1-1の6回1死満塁。同点とされた直後に訪れた好機に、小久保監督は「(試合の)ポイントだと思った」と勝負どころと判断。ベテランに託した。カウント2-1からの4球目。ヤクルト吉村の外角フォークをすくった。中前へ運ぶ2点タイムリー。「チャンスで思い切っていくことだけを考えた。代打起用に応えることがきてよかったです」と胸を張った。
今季は「代打専任」でスタートしたが、チーム内の故障者続出で先発出場する機会が増えた。不振で苦しむ山川に代わり、4番にも座った。ただ、この日は42試合ぶりにベンチスタート。出番はめまぐるしく変わるが「いつも通りに。自分の打席にしっかり集中するだけかなと思います」とさらり。頼れる仕事人だ。」