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【日本ハム】伊藤大海「カーブやばいっす」バウアーに負けたけど、打席で見た軌道インプット


6月6日の日本生命セ・パ交流戦で、日本ハムの伊藤大海投手はDeNA戦に先発し、8回9安打2失点の完投負けを喫した。しかし、この試合で対峙したDeNAのバウアー投手の一打を打たれることなく、逆に彼の投球スタイルから多くを学び取ったという。バウアーのナックルカーブに驚きを見せ、「彼のような投手を目指したい」との意志を新たにした。自分の力を磨くための大切な経験として捉え、伊藤は将来に向けた成長を誓った。この経験が今後の野球人生において、飛躍のきっかけになることを期待している。

DeNA対日本ハム 力投する日本ハム先発の伊藤(撮影・浅見桂子)

<日本生命セ・パ交流戦:DeNA2-1日本ハム>◇6日◇横浜

日本ハム伊藤大海投手(27)が大きな経験値を得た。「日本生命セ・パ交流戦」のDeNA戦(横浜)で、8回9安打2失点の今季2度目の完投負け。3敗目は喫したが、先発で投げ合い、1失点完投勝利を挙げたバウアーの投球に大きな刺激を受けた。チームは連敗で貯金は1つ減って7となった。

   ◇   ◇   ◇

伊藤は素直に言った。「本当にリスペクトするピッチャーの1人。すごく負けて悔しいんですけど、これからの自分の野球人生において、すごく大事な1試合になったなと思います」。心待ちにしていたサイヤング賞右腕、バウアーとの投げ合いには負けた。それでも敵地での交流戦で投げ合ったからこそ、打席に立って超一流たる由縁を知ることができた。

3回無死二塁で迎えた第1打席は3球三振。初球、2球目とチェンジアップに魚雷バットが空を切り、3球目は宝刀ナックルカーブに空振りした。「(ナックル)カーブ、やばいっす…」。驚いたのは、ボールの軌道だ。「打席で見ると、映像で見るほど山がないというか、スライダーに近いような感じ。途中まで真っすぐみたいで、振ってやっとカーブだったんだ(と気付く)ぐらい」と振り返った。

そんな変化をするボールを見たのは「初めて」。5回2死二塁でもナックルカーブで空振り三振を喫し、7回にはスリーバント失敗。今季の打撃面の目標に掲げていたプロ初犠打も決められなかった。「野手が打ててないのに、僕が打てるわけないです。(犠打も)無理っす…。やっぱ、いい勉強になりました。ああいうボールを投げられるようになりたいなと思いました」。打席で超一流のボールを脳裏に焼き付けた。

自身の投球は初回に失点し、4回も1失点。風が強かった影響もあって「スプリットの落ちはかなり悪かった。そこをすぐ見極めて、真っすぐに切り替えて、なんとか最後まで投げることはできました」。終わってみれば8回2失点でまとめたが、バウアーは中4日で121球を投げて1失点完投。そんな姿をベンチからずっと見ていた伊藤は「ああいう気迫を持てるようなピッチャーに、自分もなりたい。あらためて彼のすごさに気づかされた。いい刺激をもらいました」。新たな成長の糧を横浜土産とする。【木下大輔】

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