
元巨人の柴田勲氏(81)が6日、3日に肺炎のために89歳で亡くなった巨人終身名誉監督の長嶋茂雄さんの自宅へ、3日連続で弔問に訪れた。午前10時10分ごろ到着し、自宅に入った。
弔問を終えると「毎日来てる。毎日毎日、明日も来いって言われてる。毎日来なきゃね、俺の兄貴みたいなもんだから。一番多分野球選手の中で一番いろんなことで親しくさせてもらったから」と語った。
自宅での過ごし方は「いろんな人が来るから、俺はただ待機して、合間を縫って長嶋さんと話するだけで。一番はほら、遊びは一番、俺が長嶋さんと一番遊んでもらったから。一番気さくだったんでしょ。俺と土井のしょうちゃんが。家も近いし、何かと親しくさせてもらったんでね。晩年はちょっとね、病気されてからはちょっとなかなか会う機会もなかったけど、それまではもうしょっちゅう家には遊びに来たし、仲良くさせてもらったんで、もう最後ぐらいは毎日来てるんで。俺、明日も来いって言われて」と続けた。
長嶋さんからは現役最後に使っていたグラブをもらったという。「ゴルフはもう年間15回ぐらい、もう家が近いから、おい柴田、ゴルフ行くぞって、前の日の夜とか前日の朝に電話かかってきて、えー、これから行くんですか。そうだ、これから行くんだって、どこ行くんだ。箱根だとか言ってさ、わかりました、すぐ出ますとか言って、そんな感じだったから。一番気楽に、他の野球のね、選手とはなかなかこう、まあそう、そういう気楽に話しすることはできなかったんだろうけど、俺はほら、近くて気楽だし、後輩だし。おい、行くぞって。おい、飯行くぞって」と近い関係性だった。
この日の午前8時半過ぎには元広島監督の山本浩二氏(79)が弔問。午前9時半ごろには日本ハムの栗山英樹CBO(64)が訪れ、次女の三奈さんに出迎えられて約2時間20分滞在した。
長嶋さんの自宅には、3日にソフトバンク王貞治球団会長(85)、巨人川相昌弘2軍野手総合コーチ(60)、谷佳知(52)・亮子(49)夫妻が弔問。
4日は早朝にヤンキースGM付特別アドバイザーの松井秀喜氏(50)が訪れ、その後、元巨人の中畑清氏(71)、元巨人監督の高橋由伸氏(50)と妻で元日本テレビアナウンサーの小野寺麻衣さん(49)も弔問。日本ゴルフツアー機構前会長の青木功氏(82)、里見治セガサミーホールディングス株式会社代表取締役会長(83)、柴田氏、元巨人の定岡正二氏(68)、篠塚和典氏(67=日刊スポーツ評論家)、元西武の松坂大輔氏(44)らも弔問に訪れていた。
5日は柴田氏が2度目の弔問に訪れ、元NHKの青山祐子アナウンサー(52)も自宅を訪れた。