
<UEFAネーションズリーグ(欧州NL):スペイン5-4フランス>◇5日(日本時間6日)◇準決勝◇ドイツ・シュツットガルト
スペイン代表FWラミン・ヤマル(17=バルセロナ)がフランス戦後、「心から尊敬している」と欧州ネーションズリーグ(NL)決勝で対戦するクリスティアーノ・ロナウドについて言及した。
スペインは前半、オヤルサバルの巧みなアシストからニコ・ウィリアムズとミケル・メリーノが立て続けにゴールを挙げると、さらに後半、ヤマル(PK)とペドリが追加点を奪い4点差にした。
その後、フランスに猛追される中、ヤマルが再びゴールを決め、スペインが辛くも5-4で勝利し、大会2連覇に向けて前進した。試合後、2得点の大活躍でMVPに選ばれたヤマルが記者会見に出席したもようをスペイン紙マルカが伝えた。
ヤマルはまず、大量リードを奪ったにもかかわらず終盤大いに苦しめられたことについて「フランスはワールドクラスの選手たちを揃える素晴らしいチームだ。僕たちは60分まで大きくリードしていたけど、彼らは相手を苦しめる選手たちだ」と簡単な相手ではなかったことを強調した。
続いて、8日の決勝で対戦するポルトガルについて「僕たちはどちらもワールクラスの選手を擁する素晴らしいチームだ。ベストのチームが勝つだろう。スペインに優勝トロフィーを持ち帰れることを願っている」とコメント。初対戦となるクリスティアーノ・ロナウドについては「素晴らしいキャリアを築いてきた偉大な選手なので、心から尊敬している」と称賛した。
また、ヤマルは受賞候補のひとりに挙がるバロンドールについて「僕はいつも母親に、全力を尽くすように努めていると話している。それがサッカーをやるモチベーションだし、朝起きる理由だ。デムベレは素晴らしい選手だけど、決勝に進んだのは僕たちだ。僕はピッチで話すのが好きでし、いつもそうしてきた」と返答した。(高橋智行通信員)