
<W杯アジア最終予選:オーストラリア1-0日本>◇5日◇C組◇第9戦◇パース
【パース(オーストラリア)=佐藤成】FIFAランキング15位の日本が、ワールドカップ(W杯)北中米大会のアジア最終予選で初黒星を喫した。
0-0の後半45分にアジズ・ベヒッチに先制ゴールを被弾。初の無敗突破の道が途絶えた。日本がオーストラリアに敗れるのは09年以来、16年ぶりとなった。
後半19分から途中出場したMF久保建英(24=レアル・ソシエダード)は、A代表で初めて背番号「10」でプレーした。久保の一問一答は以下の通り。
◇ ◇ ◇
-背番号「10」について
「特に背番号でプレーしているわけではないですけど。ただ、うまい選手の背番号なのでうれしくはあります。自分は(背中の)背番号を見れるわけではないですけど。良かったかなと思います」
-右足でのシュートについて
「決めきらないといけなかった。あれが決まっていれば引き分けだったかもしれない。あれが決まっていれば焦る必要もなくなって、失点もなかったと思う。すごく責任を感じている。余裕があったのであれば、決めるべきだったと思っていました」
-今日の試合全体はどう振り返るか
「立ち上がりは停滞していて、相手は引いている状況。ホームでやった時と全く同じような展開だった。強引にでもこじ開ければいいなと思っていて、鈴木(唯人)選手は中へ入って崩せていましたけど。結局、チャンスらしいチャンスは1回しかつくれなかった。最後のところで、僕も勝手にロングだと決めつけて中へ入ってしまった。そこはコミュニケーションを取らないといけなかった。何もないところから失点してしまったので。最初で対応していれば、防げたかなと思います」
-最後の失点については
「あそこは多分、クロスが良いボールだったら防げたと思う。あそこに落ちてしまった。僕も滑れたかもしれないし、間に合うという判断で滑らなかったのは後悔している。僕の足の速さを過信していたというか。普段なら滑る場面。僕が詰めたことによって、振り抜かれた面もある。詰めていなかったら…と、映像を見返すと思う」
-プレーする時間が少ない中、連係はスムーズにいっていた
「問題ないんじゃないですか。彼らも日本代表の試合も見ていると思いますし、少ない時間でこれだけのプレーができたので、そこは収穫として捉えていいかなと思う。(試合を)見ていない人からすれば(W杯出場が)決まって、いらない余裕が出ちゃったから負けたと思われる。次の試合ではそうじゃないんだよと見せられたら」
-次戦へはどう臨むか
「もう負けはさすがに許されないと思う。早い時間で点を取らないと、今日みたいなことになりかねない。ホームでしっかり勝って終われたら」