
日本代表(FIFAランキング15位)が5日、敵地で26年ワールドカップ(W杯)北中米大会アジア最終予選オーストラリア代表(同26位)と対戦する。
すでにW杯本大会出場を決めた日本は、3月シリーズから14人のメンバーを入れ替えて臨む。初招集組も7人おり、別チームといえるほど顔ぶれがフレッシュになった。これまで最終予選の主軸だった選手たちは欧州トップリーグでフルシーズンを戦っており、疲労も考慮して招集を見送った。一方で遠藤航主将(32=リバプール)や久保建英(24=Rソシエダード)、鎌田大地(28=クリスタルパレス)など一部の主力はメンバー入り。チームコンセプトの軸はぶらさずに強化を進めていく方針だ。
試合の前日会見で森保監督は「これまでの最終予選のメンバーからするとおっしゃる通り、コアメンバーは招集していないところがあり、ベストメンバーでないと思われるかもしれないが、日本にはまだまだこれだけいい選手がいるということを見せたい」と試合への意気込みを語った。
勝利を追求しつつ、チーム力の向上を目指す。1年後に迫るW杯に向けて新戦力の発掘は不可欠だ。「これまでの考えの通り、1戦1戦勝利を目指して戦う」とスタンスを示しつつ「すでにW杯の出場権を獲得している中、未来に向けても選手層を厚くしていきたい。より多くの選手、いい選手の中から最強のメンバーを選んでいくということをW杯に向けてやっていければ」と話した。