
<日本生命セ・パ交流戦:日本ハム5-4阪神>◇4日◇エスコンフィールド
阪神が計5本塁打が飛び出したセパ1位対決第2戦に敗れ、連勝が4でストップした。
北海道出身で凱旋(がいせん)登板となった門別啓人投手(20)だったが、4回8安打4失点で悔しい3敗目を喫した。初回に先頭水谷、清宮幸に連打を浴び、続くレイエスを三ゴロ併殺に打ち取るも、郡司に先制の中前適時打を献上。2回も先頭の万波に11号ソロを許した。
2点を追う4回には打線が奮起し、一時同点に追いついた。4回1死で佐藤輝明内野手(26)が、日本ハム先発加藤貴の外角へのスライダーを泳ぎながら右手1本で捉え、右越えの14号ソロ。プロ5年目で所属する阪神以外の11球団からの本塁打を達成した。
さらに続く大山悠輔内野手(30)が、カットボールを完璧に捉え、左翼スタンド2階席へ運ぶ一時同点の4号ソロ。決勝アーチを放った前夜に続く連発となった。
しかし直後の4回裏2死一塁で、門別が山縣に初球を捉えられ、プロ1号となる勝ち越し2ランを献上。地元もマウンドに上がった左腕はこの回で降板となった。5回に登板した2番手工藤も2死一、二塁から万波に中前適時打を浴びるなど、流れを引き戻すことはできなかった。
それでも3点を追う8回2死から森下が中前打で出塁すると、佐藤輝が4番手河野の初球を捉えて、この日2本目となる15号2ラン。1点差まで詰め寄り、最後までエスコンフィールドに集まった阪神ファンを沸かせた。