
右手骨折で戦線離脱中の楽天安田悠馬捕手(25)が、実戦復帰に向けて段階を踏んでいる。
3月中旬のオープン戦でファウルを打った際に負傷。右有鉤骨鉤(ゆうこうこつこう)疲労骨折で手術を受けた。「(実戦復帰は)術後2、3カ月ぐらいっていう目安があるんですけど、今2カ月ちょいぐらいなんで、もうちょっとですね」と見通しを示した。
患部は完治していないが、左手は問題なく使えるため、ブルペンで投球を受けたり、ノックに参加するなど2軍施設で今できることに励む。室内での打撃練習も再開したが「今はちょっと(ペースを)落として、痛みがあったりする時もあったんで」と慎重に状態を確認しながら練習メニューをこなす。
開幕前の1軍戦では6試合に出場し、14打数7安打の打率5割と“打てる捕手”をアピールしていた。負傷離脱を余儀なくされ「最悪や、って感じです」と当時を振り返るが、1歩1歩前に進んでいる。「1日でも早く1軍に行きたいですけど、120%ぐらいの状態で戻らないといけないので、しっかり治してフルパフォーマンスで行けるようにしたいです」と完全復活を誓った。【山田愛斗】