
米ロサンゼルス上級裁判所は2日、DeNAトレバー・バウアー投手(34)から性的暴行を受けたと訴えた後に和解した女性に対し、和解条項に違反したとして賠償金30万9832ドル2セント(約4490万円)を支払うよう命じた。3日、ロサンゼルスタイムズ紙が報じた。
和解後、女性がSNSで「バウアーが本来は彼自身のものだった保険金を私に渡して、私が反訴を取り下げるようにした」と書き込んでいた。バウアー側は、これが和解条項に違反しているとし、23年10月に提訴していた。和解条件として「和解の対価として金銭を支払った」と女性側が話すことを禁じていたという。これに違反すると、1件につき1万ドル(約145万円)の罰金が科されることになっていた。今回の裁判ではバウアー側の主張が認められた。
今回の賠償命令には、和解契約違反22件に対する22万ドル(約3190万円)が含まれていた。残りの金額は、バウアー側の弁護士費用および訴訟費用、さらに利息としてクロウリー判事が認めたものとなっている。