
現役時代に巨人終身名誉監督の長嶋茂雄さんのもとでプレーした巨人OBの角盈男氏(68)元木大介氏(53)清水隆行氏(51)高橋尚成氏(50)が、フジテレビ系情報番組「サン!シャイン」(月~金曜午前8時14分)に出演し、3日に亡くなった長嶋さんとのエピソードを語った。
長嶋さんが監督時代にどのようにチームをまとめたかについて聞かれ、清水氏は「とにかく、勝つことにフォーカスさせてたというか、そこだけです。個人的にどうこうというより、常に勝つんだということをおっしゃられていた。まず、マイナスなこと、ネガティブなことは言わないんですね。どんなに連敗してても、今日勝てばどうってことはないと。負けがこんでても最終的にうちが優勝するんだってことを言い続けてたんで、ミーティングで難しいことっていうより、そういう話をよくされていましたね」と話した。
元木氏は「普通の監督と違うのは、連敗が続くと長嶋さんが気分転換で『お前たちでスタメンを決めろ』と。選手にスタメンを決めろって言って、スタメンが決まった時がありました」と当時の驚きの事実を公開した。
さらに「連敗が続くと、最後、ホテルに着いた時にいつもは『また、明日』とか、『また、明日頑張るぞ』って言って(バスを)降りるんですけど、『今日は門限なしだ。飲みにいってこい』って言って。自分も選手で苦しかったことを覚えてるから、選手にもそうやってやらせてくれる。みんな飲みに行こうって言ってスッと忘れて、長嶋さんがそうやって言ってくれたんだったら、明日頑張らないとなっていう気持ちにさせてくれる」と話した。