
<イースタン・リーグ:楽天-DeNA>◇3日◇森林どりスタジアム泉
楽天に加入した前パドレスのオスカー・ゴンザレス外野手(27)が、実戦デビューした。
イースタン・リーグDeNA戦に「3番DH」でスタメン出場。試合は雨が降り続いた影響で5回表に中断し、そのまま降雨ノーゲームとなったが、幻の公式戦初安打をマークした。
初回1死一塁、吉野と相対したゴンザレスは2球で追い込まれたが粘り、8球目の148キロ直球を右中間に運んだ。「本当にたくさん球を見ながら(投手の)メカニックがやっぱり(米国と)違うので、そういうところを注目して見ていたが、1本出て良かったと思います」。先制の適時二塁打を決め、二塁上で両手を挙げて笑顔を見せた。
3回1死走者なしの場面では空振り三振に倒れたものの、この日は2打席に立った。「実戦からしばらく遠ざかっていたので、まずたくさんピッチャーの球を見ること、タイミングを取ることにフォーカスして打席に入りました」と振り返った。
視察した石井一久GM(51)は「ピッチャーも吉野くんだったので、ボールの質とかも1軍レベルの投手なので、すごくいいトラッキングという感じにはなったんじゃないかなと思います」と話した。
ゴンザレスは今後の2軍戦で外野守備に就いてから1軍に昇格する見通しだ。