
自転車世界選手権スプリント10連覇を果たした日刊スポーツ評論家の中野浩一氏(69)が3日、肺炎のため亡くなった巨人終身名誉監督の長嶋茂雄さんを悼んだ。
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長嶋さんが現役を引退して監督になったころ、ちょうど入れ替わりで自分が競輪選手としてデビューした。子供のころからの憧れのスーパースターだけど、当時、監督室で一緒に写真を撮ってもらったり、亡くなった志村けんさんを連れていったりと、いろいろなところでお会いする機会があった。自分が世界選V10をしてギネスに載った時に、長嶋さんにその証明書を手渡ししてもらったこともある。
一番の思い出は自分の結婚式で、長嶋さんはもちろんご祝儀を持ってきてくれたんだけど、受付で出すのを忘れたんだ。自分たちとしては長嶋さんには来ていただいただけでも十分だったんだけど、後日ご祝儀を郵送してくれたんだ。長嶋さんらしいな、と今でもよく覚えいているエピソードです。