
ソフトバンク王貞治球団会長(85)が3日、死去した巨人軍終身名誉監督の長嶋茂雄氏(享年89)を悼んだ。球団を通じてコメントを発信した。
王会長 突然の訃報に大変驚いております。日本球史に燦然と輝く長嶋さんが闘病生活の末、旅立たれてしまったことを本当に残念に思います。長嶋さんには色々と教えていただきました。一緒に野球ができたことを本当に感謝しています。今は只々心よりご冥福をお祈りします。
長嶋氏はプロ野球の巨人の監督を2期15年にわたって務め、3日午前6時39分に肺炎のため、都内の病院で亡くなった。
長嶋氏と王会長は「ON砲」として巨人黄金期を築き、65~73年の日本シリーズ9連覇を支えた。同一試合でそろって本塁打したのは59年6月25日の天覧試合が最初で通算106回を記録。もちろん、アベック本塁打の最多記録だ。2人の連続本塁打は29回あり、長嶋→王の順番は6回、王→長嶋の順番は23回だった。
昨年11月30日の「ジャイアンツ・ファンフェスタ 2024」では巨人軍の歴代OBが大集結。ONの共演も実現し、王会長は長嶋氏と握手をかわした。王会長は同日「球団創設90周年の節目に、そのような熱烈なファンの方々の前で、現役選手や巨人に在籍した多くのOBらが一堂に会することを、私たち自身が本当に楽しみにしていましたし、久々の再会を幸せに感じています」と最高の演出を喜んでいた。