
サンフレッチェ広島は2日、クラブ・リレーションズ・マネジャーを務めていた元MFの森崎和幸氏(44)が、6月から育成部へ異動することを発表した。
クラブ・リレーションズ・マネジャーとはパートナー企業、サポーター、ホームタウン、行政機関、メディアとの関係をつなぐクラブの専門職で、19年1月から6年以上務めてきた。
Jリーグクラブでの育成部は、主に下部組織で人材を育てる仕事で非常に重要視されている。
クラブによると、「育成部全体の統括と組織運営の補佐」「育成選手スカウト活動」「育成選手・スタッフの成長に対してのサポート」「育成各カテゴリー・チームへのサポート」が主な仕事になるという。
森崎氏はクラブを通じて「選手を引退して6年半たちましたが、これまで営業、広報、スクール指導の活動をさせていただいた中で、さらにクラブに貢献したいと思い、決断しました。僕自身もユース出身者として、トップチームでも素晴らしい経験をさせてもらった中で、未来ある子供たちに少しでも還元したいと思い、お世話になることになりました」などとコメントしている。
地元広島市生まれの森崎氏は、双子の弟である浩司氏とともにJリーグで活躍。J1通算430試合19得点をマークするなどレジェンドの存在で、引退後もクラブの発展に貢献。今回は組織上は異動という形で、より現場に近いポジションで能力を発揮することになった。