
<ドジャース-ヤンキース>◇1日(日本時間2日)◇ドジャースタジアム
ドジャース山本由伸投手(26)が7勝目をかけて先発したが、今季最短の3回2/3を4失点で降板した。
1回は先頭ゴールドシュミットを遊ゴロ、グリシャムに中前打を許したが、主砲ジャッジをスライダーで一邪飛に打ち取った。2死一塁からライスに四球を与え、ドミンゲスへの初球のスプリットが浮き、左前への適時打を許した。
2死二、三塁から、ボルピにもフルカウントから四球を与えて2死満塁。ウェルズを初球のスプリットで二ゴロに打ち取り、追加点は許さなかった。
2回は先頭ラメーヒューに直球を右前打とされ、捕逸で無死二塁。9番ペラザの二ゴロの間に1死三塁とされたが、ゴールドシュミットを三ゴロ、グリシャムを二飛に打ち取った。
3回は先頭ジャッジへ四球を与えると、ライスに2ストライクからスプリットを、中越えの2ランとされた。その後は1死からボルピとウェルズに連続で右前打を浴び、1死一、三塁とピンチを広げた。
山本自身も首をひねりながらの投球。ラメーヒューを直球で空振り三振に仕留めるも、ペラザの打席でスプリットが暴投となり、4点目を失った。ペラザは空振り三振に取った。
4回は先頭ゴールドシュミットに中前打を浴び、グリシャムを右飛。1死一塁からジャッジを中直に打ち取り、2番手アンソニー・バンダ投手(31)にマウンドを譲った。バンダがライスを打ち取り、追加点は許さなかった。
今季最短の3回2/3回を92球、7安打3四球4失点2奪三振。最速は97・2マイル(約156キロ)だった。
今季は試合前時点で、11試合に登板して6勝3敗。防御率1・97は、メッツ千賀滉大投手(32)の1・60に次ぐリーグ2位としている。
ヤンキースには昨季2試合に登板して、計13回1/3を1失点。敵地での6月7日(同8日)は7回無失点7奪三振、本拠地で行われた10月26日(同27日)のワールドシリーズ(WS)第1戦では、6回1/3を1失点4奪三振と好投した。
ジャッジとの対戦成績は、5打数1安打2三振。