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【ソフトバンク】低空飛行…5割逆戻り、12年ぶりBクラスで交流戦「踏みとどまってる」小久保監督


ソフトバンクが楽天に3-0で完封負けし、今季3回目の完封負けを喫した。小久保監督は「4番」に近藤健介を初起用し、新打順で臨んだが、楽天の先発藤井を攻略できず、勝率5割に戻った。ソフトバンクは再びBクラスで交流戦に入ることが決まり、小久保監督はセ・リーグ戦での逆襲を誓った。試合では、ソフトバンクは7安打を放ったが得点に結びつかず、今季の低調なパフォーマンスを象徴する結果となった。交流戦でのチーム浮上を計るため、監督はさらなる策を練り直す意向を示している。

楽天対ソフトバンク 8回裏、選手交代を告げ厳しい表情でベンチに下がるソフトバンク小久保監督(撮影・宮地輝)

<楽天3-0ソフトバンク>◇1日◇楽天モバイルパーク

ソフトバンクが敵地・仙台で今季3度目の完封負けを喫した。今季初めて「4番」に近藤健介外野手(31)を起用し打線を組み替えたが苦手とする楽天先発の藤井攻略はできなかった。再び勝率5割に逆戻り。13年以来となるBクラスでの交流戦突入が決まった。交流戦は12球団最多8度の優勝を誇るホークスだけに、小久保裕紀監督(53)は「まだ踏みとどまっている。セ・リーグ用の野球をする」と得意とする「セ界戦」での逆襲を誓った。

   ◇   ◇   ◇

低空飛行を続けるホークスの今季の戦いぶりを象徴するような試合だった。スコアボードには9個の0が並んだ。今季3度目の完封負け。7安打を放ったがホームは遠かった。勢いに乗れそうでなかなか乗れないもどかしさを感じる敗戦だった。

小久保監督は動いた。今季初めて4番に近藤を起用。近藤にとっては23年以来、2年ぶり「主砲」の座。2回の第1打席には先頭で右前打。さらに6回にも右前打を放ってマルチ安打と気を吐いたが、ポイントゲッターより、むしろチャンスメークの立場で得点にはつながらなかった。楽天先発藤井には過去2度の対決で1失点(自責0)に封じ込まれ、対戦防御率は0・00。苦手左腕の対策として4番に近藤を据え、2番柳町、3番中村の新打順で挑んだが、終わってみれば完封リレー。新オーダーは実らなかった。「(今日は)コーチ陣の提案があった。対藤井としての打順だったが、(交流戦初戦の)明後日からどうするかは、わからない」。小久保監督はさらに策を練り直す考えも明かした。

何とか勢いに乗って交流戦を迎えたかったが、チームは再び勝率5割に逆戻り。Bクラスで交流戦に入るのは13年以来、実に12年ぶりとなる。それでも小久保監督はしっかり視線を前方に据えた。「借金が(最大)7まで行って。それでも5月はあれだけ(貯金1)まで持って行った。まだ踏みとどまっていますよ」。ゴールデンウイークの5連勝に加え、6カード連続勝ち越しもあった。さらにホークスは交流戦過去8度の優勝。圧倒的な強さで「セ界戦」を走り抜けているだけに、下を向くことはない。

「まあ、3週間はパ・リーグとの対戦がないので。セ・リーグ用の野球をします。9試合は向こう(セ・リーグ球場)であるのでね」。12球団最多の251勝を挙げている交流戦をチーム浮上のターニングポイントとする。【佐竹英治】

▼ソフトバンクが楽天に完封負けを喫し、勝率5割に逆戻り。貯金2への挑戦は今季3度目だったが、またも失敗した。交流戦には18年以来の貯金0で入ることになった。交流戦直前が勝率5割以下だったのは、ほかに13年(借金1)、09年(借金3)、08年(借金2)だけ。

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