
<DeNA3-2ヤクルト>◇1日◇横浜
ヤクルトがプロ野球ワーストタイの屈辱で、5連敗を喫した。
同点の8回2死一、二塁。5番手田口がDeNA佐野に決勝の適時二塁打を浴びた。
打線は12試合連続の2得点以下となった。初回に北村拓がバウアーから初球先頭打者アーチを放ち、幸先よく先制に成功した。逆転された後の5回は代打山田が2死三塁から三塁に同点の適時内野安打を放った。8回は2死満塁と攻めたが、あと1本が出なかった。欲しかった3点目を奪えなかった直後の悪夢だった。
これで5月18日DeNA戦から12試合連続となる2得点以下となった。12試合連続は、62年国鉄(現ヤクルト)、93年巨人に並ぶプロ野球ワーストタイ。この日も“2点の呪縛”を解き放てなかった。
深刻な貧打で、苦しい戦いが続く。5月は5勝18敗1分けだった。6月に入って、高津監督も「いい6月にしますよ」と気持ちを切り替えて臨んだが、白星にはつながらなかった。交流戦前、最後の一戦で敗れ、借金は17に膨れ上がった。