
<中日-巨人>◇1日◇バンテリンドーム
巨人戸郷翔征投手(25)が6回途中1失点で降板した。最速は150キロ。9安打を浴びながらも要所を締める投球で試合をつくったが2勝目はならなかった。
1回は2死から3番岡林に右翼席に飛び込む本塁打を浴びると、続くカリステ、ボスラーにも連打を浴びた。一、三塁となったところで杉内投手チーフコーチがマウンドへ。間を取った戸郷は、6番石川昂に四球を与えたものの、村松を一ゴロに打ち取って最少失点で切り抜けた。
4回には1死満塁のピンチを招くも、2番板山を空振り三振、3番岡林を中飛に抑えた。登板最終回の6回は、先頭の村松に左翼へのポテンヒットで出塁を許すと、1死から松葉に犠打を決められ2死二塁。ここで阿部慎之助監督(46)から交代を告げられた。2番手としてマウンドに上がった中川皓太投手(31)が代打・ブライトを空振り三振に仕留めた。
戸郷は前回登板の5月25日ヤクルト戦(東京ドーム)で6回7安打2失点(自責1)で今季初勝利を挙げた。登板前日はキャッチボールなどで調整。「この1週間は(前回)1個勝ったので全然気持ちも違いましたし。これからはチームのために連勝を伸ばしていければ一番ですし、多く貯金をつくれれば」と意気込んでいたが、2連勝とはならなかった。