
<巨人-ヤクルト>◇25日◇東京ドーム
巨人のエース戸郷翔征投手(25)が今季7回目の先発で初めて勝利投手の権利を手にした。
5回を終えて94球、打者22人に対して6安打、4奪三振、2失点(自責1)。5-2とリードを保って、ゆっくりとベンチへ引き揚げた。
初回に1死二塁をつくられたが、サンタナを二ゴロ、オスナをフォークで空振り三振にきった。3回には味方の悪送球が重なって2死二、三塁。オスナにスライダーをバットの先で当てられ、右前に落ちるポテンヒットで2点を失ったが、4、5回と0点で抑えた。
開幕投手を務めた今季は、極度の不振で2軍落ちも経験した。前回登板の20日阪神戦(甲子園)は4回6安打3失点(自責2)。4敗目を喫したが、登板前日には「徐々にですけど状態が上がってきている」と話していた。中4日での登板に「体的にも問題ない。なんとか勝ちがつくことが一番の薬だと思います。そこに向けて頑張りたい」と言葉に力を込めていた。