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【欧州CL】ルイス・エンリケ監督「感動しました」亡き娘シャナさんと並ぶ絵がスタンドに広がる


パリ・サンジェルマン(PSG)は、ミュンヘンで行われたUEFAチャンピオンズリーグ決勝でインテル・ミラノを5-0で下し、初優勝を果たしました。ルイス・エンリケ監督は、娘シャナさんと共に戦った思いを抱きながら特別な喜びを感じています。シャナさんは2019年に骨肉腫で亡くなりましたが、彼女の思い出はエンリケ監督の支えとなっています。決勝後、エンリケとシャナさんが描かれた旗がスタンドに飾られ、監督は涙ながらに喜びを表現しました。この感動的なセレモニーによって、PSGはクラブ史上初の3冠を達成し、多くの人々の心を打ちました。

欧州CLを制して喜ぶパリ・サンジェルマンのルイス・エンリケ監督(ロイター)

<UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL):パリSG5-0インテル・ミラノ>◇5月31日(日本時間6月1日)◇決勝◇ドイツ・ミュンヘン

パリ・サンジェルマン(フランス)が悲願の初優勝を飾った。ルイス・エンリケ監督(55)は2014-15年シーズンのバルセロナ(スペイン)以来、史上7人目の異なるクラブを率いて栄冠を手にした指揮官となった。

特別な思いを持って臨んだファイナルだった。

2019年8月に9歳にして亡くなった娘、シャナさんと一緒に戦っていた。ちょうど10年前にドイツ・ベルリン・オリンピックスタジアムでユベントス(イタリア)を下して欧州制覇を成し遂げた。その時、センターサークルにバルセロナの旗を立てるのを手伝ってくれたのが幼いシャナさんだった。

同じくドイツ。ミュンヘン・アリアンツアリーナでの試合後、勝利の余韻に浸る中、ルイス・エンリケ監督は、自身とシャナさんがパリSGの旗を立てている絵がプリントされたTシャツに着替えた。

直後にゴール裏のスタンドに大きな巨大な旗が広がった。ルイス・エンリケ監督と、幼いシャナさんがパリSGの旗をセンターサークルに立てている絵を描いたものだった。サポーターは監督を祝福するとともに、シャナさんへの追悼セレモニーも実施した。この光景に名将は目に涙を浮かべ、その旗を見つめた。

「とてもうれしい。最後にファンが家族に贈ってくれたバナー(旗)を見て、とても感動しました。私はいつも娘のことを考えています」

娘は希少がんの骨肉腫を患い、5カ月の闘病を経てこの世を去った。当時、スペイン代表監督だったが娘に寄り添うため「家族の問題」との理由で一時、監督を辞任していた。亡くなったことを公表した後はしばらくショックが大きく、抜け殻のようになった。そこからサッカー人として再び立ち上がり、仕事に没頭。そのエネルギーの源泉はシャナさんだった。

決勝を前に指揮官は娘との思い出を明かしている。「もう1回パリSGの旗でも同じことがしたい。娘はもう存在しないが、私の心に中には生きている。大事な存在なんだ」。その言葉を受けて周囲が動き、今回の感動的な祝福セレモニーが実現した。そしてルイス・エンリケ監督とシャナさんは、アリアンツ・アリーナにも旗を立てることとなった。

「最初から重要なトロフィーを勝ち取りたいと話していた。パリはチャンピオンズリーグに優勝したことはない。私たちが初めて優勝したんだ。多くの人を喜ばせることができて、本当にうれしい」。

リーグ戦、カップ戦に続き、欧州CLも制して3冠達成となった。心温まる、誰もが忘れられない悲願の初優勝となった。

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