
<ドジャース-ヤンキース>◇30日(日本時間31日)◇ドジャースタジアム
ドジャースのフレディ・フリーマン内野手(35)が、2度の激走で得点を演出した。
「4番一塁」でスタメン出場。左腕フリードに対し、3-5の6回無死一、二塁で、1点差に迫る左越え適時二塁打を放った。無死二、三塁からアンディ・パヘス外野手(24)の同点適時打で三進すると、トミー・エドマン内野手(30)の一ゴロで、三本間に挟まれる形となった。
フリーマンは挟殺プレーになると、一走パヘスに三塁まで進塁するよう左手でジャスチャー。素早い身のこなしで挟殺プレーを長引かせると、自身はタッチアウトになるも一走パヘスは三塁へ、打者走者エドマンも二塁へ進塁した。1死二、三塁から代打マックス・マンシー内野手(34)が申告敬遠で満塁となり、マイケル・コンフォート外野手(32)が、勝ち越しの押し出しの四球を選んだ。
フリーマンは6-5の7回2死一塁でも、左翼線への二塁打で好機を拡大。続くパヘスの中前適時打で、全力疾走でホームへ滑り込んだ。セーフ判定にヤンキース側がチャレンジしたが、判定は覆らなかった。
フリーマンは昨季のポストシーズン(PS)で、右足首の負傷を抱えながら強行出場。ヤンキースとのワールドシリーズ(WS)では、第1戦で史上初の逆転グランドスラムを放ち、シリーズ5試合で4本塁打を決めてMVPを獲得した。
オフには右足首を手術。開幕後も自宅の浴室で右足を滑らせ、捻挫で負傷者リスト(IL)入りしたが、復帰してからも全力疾走でチームプレーを見せた。