
セレッソ大阪は30日、FW北野颯太(20)が6月1日清水戦(ヨドコウ)の翌2日から、海外クラブへの移籍を前提とした準備のためにチームを離脱することを正式に発表した。
移籍先は伏せられているが、オーストリア1部ザルツブルクへ完全移籍する。
2日に渡欧し、現地でメディカルチェックを経て契約を結び、正式発表される。それまでは移籍先を公表しない。
C大阪での最終戦となる清水戦に出場する北野は、試合後にサポーターへあいさつする予定。
小学4年からC大阪の下部組織で育った北野は、高校3年進級前に前倒しでプロ契約を結び、今季がプロ4年目。身体能力の高いアタッカーで、守備の貢献度も高かった。23年U-20W杯日本代表で、J1通算67試合8得点。
ザルツブルクへ移籍すると、6月14日開幕のクラブW杯(米国)に出場する予定で、具体的には同26日の1次リーグ第3戦、レアル・マドリード戦でデビューする計画もある。
◆北野颯太(きたの・そうた)2004年(平16)年8月13日、和歌山・有田市生まれ。小4からC大阪U-12のエリートクラスに入り、U-15、U-18に昇格。高校1年の20年10月25日に、J3G大阪戦でクラブ史上最年少16歳2カ月12日で公式戦出場。高校3年進級前の22年2月に前倒しでプロ契約を結ぶ。準優勝した同年ルヴァン杯では高校生で史上初のニューヒーロー賞獲得。23年5月のU-20W杯では日本代表として松木玖生、高橋仁胡らと1次リーグ全3試合に出場。同年6月の神戸戦でJ1初得点をマーク。J1通算67試合8得点。背番号38。172センチ、60キロ。