
レアル・ソシエダードのジョキン・アペリバイ会長(59)が、今夏退団のうわさが出ている日本代表MF久保建英について「移籍させるつもりはまったくない」と明言した。
Rソシエダードは29日、新監督のセルヒオ・フランシスコおよび新たにフットボールディレクターに就任したエリック・ブレトスのプレゼンテーションを実施した。そのもようをクラブの地元紙エル・ディアリオ・バスコ電子版が伝えている。
その際、ジョキン・アペリバイ会長は、この夏退団の可能性が報じられる久保について「代理人変更や移籍の件は分からないし、彼から代理人を変更したことを正式に伝えられていない。だからといって、それは代理人変更がないという意味ではない。私が言えるのは、久保を移籍させるつもりはまったくないということだ。来季もここに残ってほしいと思っている。我々には移籍させる意図も必要性もない。久保は来季もRソシエダードにいるだろう」と言及した。
その一方、アーセナル移籍が間近と報じられるスビメンディについては「我々が問い合わせを受けているのはマルティン(スピメンディ)だけだ。それ以外で他のクラブから問い合わせを受けた選手はひとりもいない」と明言した。
続いて、「マルティンにはじっくり考えるように伝えてある。我々は彼が来季も残ってくれることを望んでいるが、いくつかの選択肢が存在していることは分かっている。短期間で決まるとは思ってない。待つ必要がある」と述べていた。(高橋智行通信員)