
<西武3-6楽天>◇29日◇ベルーナドーム
楽天はカード勝ち越しで借金を「3」に減らした。
助っ人の一振りが序盤の劣勢ムードを振り払った。初回いきなり先制を許し、3回までに3点差。西武の先発武内には4回2死まで完全投球で封じられ苦しい展開が続いたが、浅村がチーム初安打となる左翼線二塁打で出塁すると、続くフランコが左翼席へ反撃の2ランを放った。
1点を追う5回1死一塁では、太田光捕手(28)の左中間への適時二塁打で同点に追いついた。
3-3の6回、1死二、三塁の好機をつくると、現在パ・リーグ首位打者の村林一輝内野手(27)の左翼線への痛烈な2点適時二塁打で勝ち越しに成功。村林は三塁守備で、一打勝ち越しの5回2死二塁の場面で、西武外崎の左前へ抜けるかという痛烈なライナー性の打球を好捕し守りでも勝利に貢献。2点リードの8回にはフランコの左前適時打が飛び出し、1点を追加してリードを広げた。
投げてはスペンサー・ハワード投手(28)が本調子でないながらも4回途中を3失点で最少失点にまとめた。以降は救援陣の無失点リレーでリードを守り抜いた。