
<東都大学野球2部:駒大3-2立正大>◇第5週第2日29日◇等々力
駒大は立正大に2連勝し、専大と9勝5敗の勝ち点4で並んだ。6月6日(9時・等々力球場)、23年秋以来の2部優勝を目指し優勝決定戦に臨む。
5回、2死満塁から9番疋田悠真捕手(3年=札幌第一)が内角低めの真っすぐを捉え、走者一掃の左越え適時二塁打で3点先制した。9回には1点差に詰め寄られるが、4投手の継投で逃げ切った。
“ボワー”から“シャキっと”が疋田の勝負強さを生んだ。「もともと前に出るような性格じゃなくて…」と、朝から寝ぼけ眼をこすりながら練習に参加していた。今季リーグ戦が始まる前、「このままじゃいけない。しっかりやろう」と気持ちを入れ替え。朝、起きてから、他の選手より早くグラウンドに出て、体を動かし、素振りをするなど準備を整え、全体練習に参加。香田誉士史監督(54)も「ずっと変わらずに地道に練習をする選手。今年はとくに、キレを出そうとか、しっかり取り組んでいた」と、評価した。
専大とのプレーオフに、香田監督は「淡々とすすめていこうかと思います」と話した。