
<明治安田J1:浦和0-0C大阪>◇28日◇第22節◇埼玉ス
浦和レッズのエースFWチアゴ・サンタナ(32)がピッチに帰ってきた。ホームのセレッソ大阪戦に後半22分からの途中出場。4月6日の福岡戦以来、11試合ぶりの復帰となった。
試合勘が整っておらず効果的なプレーはできなかったが、来月中旬にはクラブW杯を控える中、このタイミングでピッチに戻れたことが最大の収穫だった。
試合後、自身の感触については「今日に関しては、痛みなくできたのが一番だった。7週間プレーしていなかったので試合勘が足りない。これからいい練習して、クラブW杯では100%でプレーしたい」
コンディション不良とだけ伝えられていた中、負傷箇所については「グロインペイン症候群=鼠径(そけい)部痛症候群」と明かした。走ることもままならず、苦しい時間を過ごした。周囲の支えもあり、ピッチに立ったことに喜びを感じられたという。
スコルジャ監督も会見で「今日の試合でポジティブなこと」とチアゴ・サンタナの復帰を喜び、「クラブW杯に向けて彼の出場時間を伸ばしたい」と話した。
次は中3日で横浜FC戦が控える。17日間で5連戦という過密日程の最終戦となるが、クラブW杯へ弾みをつける上でもホームで勝利が求められる。
チアゴ・サンタナは「横浜FC戦は勝ち点3が大事になる。我々は試合数が多いが、クラブW杯の期間に他のチームに離されないようにするためにも重要になる。そしてクラブW杯に行く前最後なので勝ち点3を取りたい」と誓った。