
<ソフトバンク2-1日本ハム>◇28日◇みずほペイペイドーム
日本ハム伏見寅威捕手(35)が「ちょっと謎な感じ」と苦笑いの“抜てき”に応えた。
今季最上位となる「6番捕手」でスタメン。その下には「7番三塁」で清宮幸の名前があった。試合前の食堂で「幸太郎の前を打つ日が来るとは…」と思わずつぶやいたシーンも見ていた新庄監督は、加藤貴と今季初めてバッテリーを組ませた意図を問われて「打つと思ったから」と即答。伏見は2試合連続の2安打を放った。
試合後も不思議がっていた。「幸太郎より前に僕がいるって、ないと思うんです」。その通り、日本ハム在籍3年目で初めてのことだった。「記念すべき…」という日に、4回は清宮幸の先制打をお膳立てする左前打を放つなどチーム唯一の複数安打。「調子いいなとは感じない」と話すが、5月は37打数13安打で打率3割5分1厘。「その打席ごとを必死にやってる感じです」という経験豊富な扇の要の存在感は、日増しに大きくなっている。