
バルセロナは27日、スペイン代表FWヤマル(17)と契約延長で合意したことを発表した。これにより、契約期間は5年延長の31年6月30日までとなった。スペイン紙ムンド・デポルティボによると、契約解除金は前回の契約更新時と同じ10億ユーロ(約1600億円)であるとのことだ。
ヤマルは7歳でバルセロナの下部組織に入団。15歳の23年4月29日に行われたスペインリーグのベティス戦でトップチームデビューを達成し、クラブ史上の最年少出場記録を更新した。それ以降、目覚ましい活躍を見せ、わずか2年間で公式戦106試合に出場して25得点34アシストを記録し、2度のスペインリーグ優勝を含む4タイトルを獲得している。
スペイン代表では、トップチームデビューからわずか4カ月後の23年9月8日のジョージア戦でデビューを飾り、同国史上の最年少出場記録および最年少得点記録を更新。瞬く間に絶対的な地位を築き上げ、24年の欧州選手権を制覇。同大会のアシスト王に輝き、最優秀若手選手賞に選出された。
個人では、ゴールデンボーイ賞、コパ・トロフィーなど、若手選手の賞を総なめにしている。さらに今季、バロンドール受賞候補の一人に挙げられている。(高橋智行通信員)