
レアル・マドリードの新監督を務めることになったシャビ・アロンソ氏(43)が「アンチェロッティの教えがなければ私はここにいなかった」と前任者に感謝を伝えた。
Rマドリードは25日、クラブ史上最多15タイトルを獲得したアンチェロッティ氏の後任として、シャビ・アロンソ氏の新監督就任を発表。その翌日に行われたセレモニーのもようをスペイン紙アスが伝えた。
シャビ・アロンソ新監督はまずRマドリードの監督就任発表セレモニーのスピーチで、「今日は一生忘れられない特別な日だ。自分の家に戻ってこられて本当に幸せだよ。数年間離れていたが、レアル・マドリードサポーターとのつながりが途切れることは決してなかった。1時間半前にバルデベバス(練習場)に足を踏み入れてからその感覚が再び生まれ、火がついた。これは新時代の始まりだ」と興奮気味に語った。
そして前任者のアンチェロッティ氏について、「カルロは私の監督であり、偉大な人物であり、大きな影響を持っていた。彼の教えがなければ私はここにいなかっただろう。彼の遺産を引き継げるのは光栄なことであり、彼が素晴らしいことを成し遂げた場所にいられるのは名誉なことだ」と感謝を述べた。
シャビ・アロンソ新監督は続いて、その後に行われた記者会見で、「とてもエキサイティングな思い出に残る1日だ。なぜなら、Rマドリードの監督を務められるのは一生に一度しかないからね。そして今日がその初日となる。私は誇りや責任、エネルギーを感じており、新時代の始まりを楽しみにしている」と喜びをあらわにした。
さらに昨季問題となっていたビニシウスとエムバペを共存させるプランがあるかという質問を受け、「そのようなレベルの選手がいるのは幸運なことだ。ビニシウスとエムバペは間違いなく違いを生み出せる選手なので、我々は彼らのベストを引き出す必要がある。2人が全力を尽くせば、チームはさらに勝てるだろうし、我々はそれを望んでいる。もちろんアイデアはあるが、彼らが合流するまでにはまだ時間がある」と返答した。(高橋智行通信員)