
<スペインリーグ:Rマドリード2-0Rソシエダード>◇24日◇最終節◇サンティアゴ・ベルナベウ
【マドリード(スペイン)=高橋智行通信員】レアル・ソシエダードの日本代表MF久保建英(23)は敵地で行われた今季最終節のレアル・マドリード戦にフル出場した。試合は0-2で敗れ、11位でフィニッシュした。
今季限りで退任が決まっているアルグアシル監督(53)のラストマッチを白星で飾れなかった。
アルグアシル監督の記者会見での一問一答は以下の通り。
-Rソシエダード監督として最後の試合を終えた心境
「とても落ち着いているし、楽しんでいる。私が契約延長してここに残留することを知った時、アンチェロッティをはじめ多くの監督が、『特にクラブを去るタイミングは自分で選ばなければならない』とアドバイスしてくれた。私はクラブのあらゆる面でかなり自分を成長させてきたと思うし、タイミングもかなりうまく選んだと思う。我々が欧州リーグ出場を目標にしていたのは確かであり、それを最も成し遂げたかった。でも、それを実現できなかった分、ここ数週間は楽しむことができた。私は心穏やかに、そしてとても幸せな気持ちで去ることができる」
-皆から受けた愛情について
「あの送別会を見れば分かると思うが、私がホームで受けた愛情がすべてを物語っているし、チームを引き継いだ時からそう感じている。でも私はサン・セバスティアン以外でも、本当に多くのライバルチームやサポーターからたくさんの愛情を感じてきた。それは誰にとっても大きな喜びだ。私は自分のキャリアで大きな足跡を残し、高評価されてきたと思っている。それが私の在り方によるものか、記者会見のおかげなのかは分からないが、私はおそらくそんなに嫌われているわけではないと思う。私は自分らしくなろうと努めているし、時にミスもするが、何よりも心で感じたことを大事にしている」
-レアル・ソシエダードサポーターどのように記憶されたいか?
「私はこれまでずっとRソシエダサポーターの一人だった。家族はマフラーのイメージを気に入っていないが、あれは私が最初から感じていた最高の思い出だ。なぜなら、ギプスコア(※県都はサン・セバスティアン)の人々、そして多くのレアル・ソシエダサポーターや海外の多くのサポーターを幸せにすること以上に素晴らしいことはないからだ」