
<スペインリーグ:Rマドリード2-0Rソシエダード>◇15日◇最終節◇サンティアゴ・ベルナベウ
【マドリード(スペイン)=高橋智行通信員】レアル・ソシエダードの日本代表MF久保建英(23)は敵地で行われた今季最終節のレアル・マドリード戦にフル出場した。試合は0-2で敗れ、11位でフィニッシュした。
今季限りで退任が決まっているアルグアシル監督のラストマッチを白星で飾れなかった。
前半から相手の圧力を受けて自陣に引き込んだ。同9分にFWセルヒオ・ゴメスが速攻から決定機を迎えたが、相手GKとの1対1に敗れて得点は奪えなかった。徐々に前進できるようになってきた同38分、自陣ペナルティーエリア内でハンドをとられてPKに。相手FWエムバペのシュートを1度はマレロが止めたが、こぼれ球を押し込まれて先制を許した。
後半もペースをつかめず、守勢に回った。チャンスらしいチャンスを作れず、終盤にはエムバペに2点目を奪われて力尽きた。
久保は8試合連続で定位置の右サイドで先発。なかなかボールを呼び込めず、左サイドや中央へポジションチェンジを繰り返した。しかし味方の連動がなく、チャンスに絡めなかった。後半も劣勢で守備に回る時間が多く、持ち味はほとんど発揮できず。同37分に自陣からドリブル突破をみせたが、得点にはつながらなかった。今季は36試合に出場。5得点で0アシストの記録を残した。日本代表としての活動もありながら、負傷離脱することなく国内カップ戦、欧州リーグも含めてタフに戦い、リーグ戦では2376分出場した。
クラブは今季38試合13勝7分け18敗の勝ち点46。11位でシーズンを終えた。