
<明治安田J1:C大阪2-0福岡>◇第18節◇24日◇ヨドコウ
前節13位のアビスパ福岡は痛恨のパスミスで敗れ、8戦連続未勝利(3分け5敗)となった。
同じ勝ち点22で並んでいた同11位のセレッソ大阪と敵地で対戦。0-0で迎えた後半39分、自陣でDF安藤智哉(26)のパスミスにより、そのまま先制点を奪われた。
後半終了間際にもダメ押し点を奪われ、内容は互角に戦っていたが、結果だけを見れば完敗だ。
金明輝監督(44)は「後半は我々が少し攻勢に出られたところもあった中、なんともいえないミスで、いくつかそういう場面もあったので予兆はあったのかなと思うが、我々のスキでそのまま試合に反映された」と振り返った。
運にも見放された。1点を追う後半45分、途中出場のFWウェリントン(37)が同点ゴールを決めたかに見えたが、VARの介入でオフサイドによる得点の取り消しになった。
何度も好セーブを連発して失点を防いでいたGK村上昌謙(32)は「勝ち点を落としている現状、勝てていない現状を乗り越えていくのは、細かいところの差(を詰める必要がある)。仕切り直して、もう1回顔を上げていく」と、声を振り絞った。
今季はリーグ戦で一時首位に立った福岡だが、4月12日横浜戦の勝利を最後に白星がない。通算6勝4分け8敗。再び上位に食い込めるか、正念場に立たされている。