
元ヤクルトの宮本慎也氏(54=日刊スポーツ評論家)が、公式YouTube「解体慎書」を更新し、楽天ドラフト1位ルーキーの宗山塁内野手(22)が、将来的に日本球界を代表する選手になる可能性に言及した。
テレビのインタビューで宗山と話をしたことを明かし「いろんな要素を見て、今年どれくらいやるかわからないですけど、本当に中心選手になると思います。日本球界も(背負って立つ)っていう可能性はすごくあると思います」と話した。
その理由について、宮本氏は「100%、野球に集中しています。野球に24時間をつぎ込んでると思います」とコメント。「あれだけ男前ですから、モテるでしょうし、チヤホヤもされるでしょうけど、そういったところが全くないです。『俺は野球で』というのをすごく感じた」と力を込めた。
さらには「話をしていて、頭のいい選手だなというのも伝わってくるし、間違いなく、球界を代表する選手になっていくと思います。どんどん、どんどん課題が出てきても、どんどん、どんどんクリアしていくと思います」と続けた。
宗山は23日の試合前時点で40試合に出場し、打率2割4分2厘、2本塁打、11打点。宮本氏は「ここ、結構重要なんですよ。どれだけ野球に集中して、野球の方に向いてるのかっていうのはすごく重要なので」と説明。「僕はよく言うのは、(大事なのは)頭と心ですって言うんです。頭っていうのは、野球をうまくするための頭ももちろん必要なんですけど、野球に集中する頭。何か考えたら、これは野球につながらへんかなとか、ボーッとしてる時に野球のことを考えたりとか。(心は)性格的に明るいとか、素直だとか、そういう頭と心がある選手は、僕は一流になっていくと思います」と太鼓判を押した。