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【WEリーグ】新潟L橋川和晃監督、チームは「7、8合目にベースキャンプを作れた」今季総括


WEリーグのアルビレックス新潟レディースの橋川和晃監督がシーズンを振り返り、12勝4分け6敗でリーグ4位、皇后杯準優勝という成績を総括しました。監督は、チームの成長を登山に例え、「7、8合目に達した」と評価し、今後も「堅守柔攻」のコンセプトを続ける意欲を示しました。特に、選手の個性を引き出し、自由にプレーさせる哲学を強調し、高い向上心を持つ選手たちの努力を評価しました。来季については去就を明言しなかったが、さらなる成長を目指す姿勢を表明しました。

今季を総括する新潟L橋川監督(2025年5月21日撮影)

WEリーグのアルビレックス新潟レディース橋川和晃監督(54)が、就任2季目のシーズンを総括した。今季は12勝4分け6敗。勝ち点40で順位は昨季と同じ4位でフィニッシュした。皇后杯では準優勝。クラブ初タイトルには1歩届かず悔しさは残ったが、チーム、そして選手の成長を実感した充実のシーズンとなった。

   ◇   ◇   ◇

橋川監督の言葉は手応えからか力強く響いた。21日の総括会見で、チームの成長を登山に例えて表現した。「7、8合目にベースキャンプを作れて(シーズンを)終えられたかな」。登っている山に間違いはないかと聞かれると「そうだね。でも落ちる、転がるのも早い。上を目指しつつ、足元をしっかりと固め、確実に歩んでいく」。着実な地固めを強調した。

今季は皇后杯で準優勝し、リーグ戦は4位となった。序盤の第3節から3連敗したが、チームは崩れなかった。「勝てなければやっぱり(心理的に)ブレるので、『1回しゃがむことで次のジャンプ、成長が待っているよ』と伝えた。あとは経験豊富な選手たちが方向付けをしてくれた」。チームは課題をクリアしながら勝ち点40を積み上げた。

就任1季目から貫くチームコンセプトは堅いディフェンスと柔軟なオフェンスで勝利を目指す独自のフットボールだ。昨季より自分たち主導でボールホルダーにアタックすることを強調した守備は失点数18→21とほぼ横ばい。得点数は26→31にアップした。「攻守両面で柔軟性が出てきた。選手は我慢強く、高い向上心で取り組んでくれた」と評価した。

個性を見抜き、信じる。決して選手を似たような形に整えることはしない。「自立した選手、チームを育てる」ことが指導のモットー。日々の練習では自由を与えるためのフィロソフィー(哲学)、考え方を浸透させる。選手が判断、トライしたことを具体的に褒め、次の要求につなげることを繰り返す。「選手ににらまれることもありながら(笑い)。まだまだ成長できる選手がそろっている」。

去就は明言しなかった。以前「監督業は求められるうちが花。来季? まだわからないよ」とけむに巻くも、就任2年で積み上げた『堅守柔攻』を「簡単に手放したくはないな」と続投に意欲を示していた。てっぺんに立つには来季も橋川監督が不可欠。そう思われるほど、チームでの存在感が増している。【小林忠】

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