
<ドジャース4-3ダイヤモンドバックス>◇20日(日本時間21日)◇ドジャースタジアム
ドジャース山本由伸投手(26)が、メジャー自己最多110球の力投でエースの役割を果たした。先発で6回まで無安打投球。2回以降は毎回三振を奪い、持ち味の制球力でダイヤモンドバックス打線を封じた。
7回2死三塁から四球を与え、この時点で球数は104球。左打者スミスとの対戦を迎えたが、デーブ・ロバーツ監督(52)は続投を決断した。
山本は期待に応え、スプリットで空振り三振。7回を投げ切り、渾身(こんしん)のガッツポーズを決めた。
同監督は「あの場面では、彼の続投が我々にとって最善の選択肢だと思った。球数の問題でも、打順3巡目のデータでもなく、彼が最善だったということ。そして、チームの今の状況を考えた時に、彼にイニングを託し、投げきってもらうチャンスを与えたかった。彼はその期待に見事に応えてくれた」と称賛した。
試合は1点リードの9回に守護神の左腕スコットが同点弾を浴び、延長10回に2点勝ち越されたが、その裏に打線が奮起。2点を奪って同点に追いつき、最後はマンシーの犠飛で三塁走者の大谷翔平投手(30)が生還し、サヨナラ勝ちで連敗を4で止めた。