
女子日本代表なでしこジャパンDF熊谷紗希(34=ロンドン・シティ・ライオネス)が21日、千葉市内で自主トレーニングを行い、ブラジル遠征への意気込みを語った。
昨夏のパリオリンピック(五輪)後も継続的に代表に選出されるレジェンドは、27年女子ワールドカップ(W杯)ブラジル大会の開催地での強化試合を歓迎した。
「W杯開催の地でできること、新体制になって限りある時間のなかで、相手も申し分ないですし、そういったところで大切にしないといけない」
5月30日(日本時間31日)、6月2日(日本時間3日)にサンパウロでブラジルと戦う。本大会に向けて最高のシミュレーションになる。「チームが成長していく中でチームとしてのチャレンジはもちろん、個人としてもチャレンジしたい」と力を込めた。
相手は、昨夏のパリ五輪で代表引退したレジェンドMFマルタが電撃復帰した。ともに女子サッカー界を引っ張ってきた存在として刺激を受ける。「すごいですよね。引退するといって復帰して(復帰)できるんですもんね。マルタ選手が出るかわからないですけど、その他にも個々の能力が優れている選手は多いので、そういったところを守備の面でしっかり抑えられるようにしていけたら」とイメージを膨らませた。