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【日本ハム】伊藤大海が悔しい完投負け「詰めが甘かった」5回秋広に与えた四球から流れが変わる


日本ハムの伊藤大海投手が、ソフトバンクとの試合で完投ながら5失点し、惜しくも敗北した。試合序盤は好投を見せたが、5回にソフトバンクの牧原大に同点打を浴び、6回には川瀬の本塁打で逆転を許した。最終的には9回まで117球を投げ切ったが、勝利には届かなかった。伊藤は試合後に「勝負どころで甘くなってしまった」と反省の言葉を述べた。チームは連敗で、2位西武とのゲーム差が0.5に縮まった。新庄監督は伊藤の川瀬に対する苦手意識を指摘し、次週の再戦に向けての課題とした。

日本ハム対ソフトバンク 9回を投げ終え渋い表情でスコアボードを見つめ引き揚げる伊藤(撮影・黒川智章)

<日本ハム2-5ソフトバンク>◇20日◇エスコンフィールド

日本ハム伊藤大海投手(27)が、悔しい完投負けを喫した。

4回までは、ほぼ完璧な内容でソフトバンク打線を封じていたが、2点リードの5回2死二、三塁でソフトバンク牧原大に左中間への2点適時三塁打を浴び追いつかれ、6回先頭の川瀬に、右越えの勝ち越しソロを許した。リーグ単独トップの6勝目はお預け。チームは5月初の連敗で貯金は6に減り、2位西武とのゲーム差は0・5差に縮まった。

  ◇  ◇  ◇

順調に白星を積み重ねていたエース伊藤に、本拠地開幕戦の4月1日以来、49日ぶりに土が付いた。9回117球7安打5失点(自責4)。午後8時45分の試合終了から約2時間後の同10時37分、ようやくロッカールームから出てきた。5月初黒星に「投げている感じは良かったので。勝負どころでちょっと甘くなったりだとか、最後(9回の2失点)もそうですし、もったいなかった」と悔やんだ。

5回無死一塁、身長2メートルの打者、秋広に与えた四球から、流れがおかしくなった。「ちょっと探り探りになってしまった」。山川を二飛に打ち取るも、送りバントで2死二、三塁。牧原大への1ボールからの2球目を投げる際、マウンドに足が引っかかったのか、大きくバランスを崩してワンバウンド投球に。このボールは場内で「51キロ」と表示。23年8月5日ソフトバンク戦で投じた「53キロ」を上回る“超遅球”が、悪夢への予兆となった。

仕切りなおしの3球目は152キロ直球で見逃しストライクも、4球目の151キロ直球は甘く入って左中間を破る同点の適時三塁打となった。さらに6回には、昨季被打率5割1分5厘と苦手にしていた川瀬に、右越えへ勝ち越しソロを許した。新庄監督は「去年から(伊藤は)なんか川瀬くんに特に合いますよね」。2-3の9回には、2死から再び秋広に四球を与え、直後に連打を浴びて、さらにリードを広げられた。

今季2敗目。悔しい完投負けではあるが、たった1人、中6日で先発ローテーションを守り、6連戦の大事な初戦を1人で投げ抜いた。エースとして最低限のノルマは果たしたが「詰めが甘かった」と伊藤。自らを厳しく戒め、次週再び対戦するソフトバンク戦を見据えた。【永野高輔】

▷日本ハム加藤投手コーチ 「(秋広への2四球に)データはあったが、実際のイメージがあまりなかったからか、大事に行きすぎたというのもあると思う。(21日先発の)北山にも伝えておかないと」

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