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【とっておきメモ】阪神才木浩人、復帰の湯浅にかけた言葉とは「自分がリハビリ終わった時に…」


阪神の投手才木が、甲子園での巨人戦にて5安打完封で勝利を収めた。才木は、特別な励ましの言葉を送らず、同じくリハビリを経験した湯浅に対して、「うぇーす。よろしくー」と、軽い言葉をかけた。このような言葉には、自身のリハビリ経験からくる深い理解が込められている。才木は、リハビリを通じた苦労は本人だけにしか理解できないと考え、冗長な励ましは不要で、一緒に野球ができることが一番の喜びだと述べた。

阪神対巨人 9回表巨人2死一、二塁、才木(左)は巨人打線を5安打完封で勝利しウイニングボールを受け取る(撮影・上山淳一)

<とっておきメモ>

<阪神4-0巨人>◇20日◇甲子園

才木らしい言葉だった。今季難病から1軍復帰した湯浅京己は、かつてリハビリ期間をともにした間柄だ。昨季の球宴前にはカーペットショー用の白い衣装をともに買いに行くなど、普段から仲の良い後輩。今回の復帰を受け、どのような声をかけたのかを尋ねた。

「『うぇーす。よろしくー』ぐらいです」

冗談めかして聞こえるが、言葉の真相はおちゃらけでも照れ隠しでもなかった。自身も過去には右肘のトミー・ジョン手術を経験。約2年間のリハビリ生活を送った。特別な言葉をかけなかったのは、心情が分かるからだった。

「自分がリハビリ終わって上がった時に周りから『頑張ったな、絶対しんどかったよな』みたいに言われたいと思わなかった。その苦労は本人にしか分からないから。一緒に野球できるのが一番。特別な言葉はいらないと僕は感じるタイプなので」

短く軽いあいさつには、才木からのエールが詰まっていた。【阪神担当 波部俊之介】

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