
<阪神4-0巨人>◇20日◇甲子園
阪神が甲子園での「伝統の一戦」で完封勝ちし、貯金を今季最多の7とした。これで今季巨人戦を10試合を終えて8勝2敗と大きく勝ち越す形となった。
先制は、森下翔太外野手(24)の巨人戦4戦連発となるアーチだった。初回1死一塁。先発戸郷の145キロ直球を完璧に捉えると、打球は左翼スタンドへ。左翼手も追うのを諦める、会心の先制2ラン。なおも2死一、二塁で、前川の打球が敵失を誘い、初回から3点先制に成功した。
虎戦士の巨人戦4試合連続本塁打は99年4~5月のジョンソン以来26年ぶり。「才木さんを楽にするためにも、初回から先制できて良かったと思います」とコメントした。
その後両軍無得点が続いていたが、木浪の中前打、近本の右前打、中野の四球でつくった1死満塁の好機で、再び森下が4点目の中犠飛。終盤に相手を突き放す大きな追加点となった。
先発の才木浩人投手(26)は昨年6月2日ロッテ戦(ZOZOマリン)以来、プロ5度目の完封勝ちで今季4勝目。自身の甲子園での巨人戦の連勝も、23年9月14日から5連勝に伸ばした。