
レアル・マドリードが間もなくベンフィカのスペイン人DFアルバロ・カレーラス(22)の獲得で合意するとスペイン紙マルカ電子版が20日に報じた。
Rマドリードは今夏、DF陣の強化に尽力しており、17日にボーンマスのスペイン代表DFハイセンと契約を結んだばかり。さらにリバプールのイングランド代表DFアレクサンダー=アーノルドの加入が内定済みと報じられる中、左サイドバックのカレーラスとの契約が締結間近になっているとのことだ。
アス紙によると、カレーラスを昨夏ベンフィカに売却した際の契約に買い戻しオプションを付帯しているマンチェスター・ユナイテッドはこの移籍を承認しているという。移籍金は4000万ユーロ(約64億円)~5000万ユーロ(約80億円)になる予定で、そのうち1800万ユーロ(約28億8000万円)はマンチェスター・ユナイテッドに支払われるとのことだ。
この補強はアンチェロッティ監督の後任を務める予定のシャビ・アロンソの許可を得ており、新指揮官が好む3バックでプレーしやすくなるという。このシステムで戦う場合、アレクサンダー=アーノルドとカルバハルが右、アルバロ・カレーラスとフラン・ガルシアが左のウイングバックを務め、ミリトン、リュディガー、アラバ、アセンシオ、ハイセンがセンターバックでプレーし、さらにカルバハルとチュアメニが同ポジションに入るオプションもあると同紙は分析している。
カレーラスはRマドリードの下部組織出身。ユース年代の時にマンチェスター・ユナイテッドに移籍した。プレストン・ノースエンド、グラナダ、ベンフィカへの期限付き移籍を経て、昨夏ベンフィカに完全移籍した。今季の公式戦成績は49試合出場、4得点5アシスト。これまでアンダーカテゴリーのスペイン代表に呼ばれている。
カレーラスの入団発表は早くとも、スポルティングと対戦する25日のポルトガルカップ決勝以降になると同紙は伝えている。