
<プレミアリーグ:ブライトン3-2リバプール>◇19日(日本時間20日)◇第37節◇アメリカンエキスプレス・スタジアム
ブライトンのMF三笘薫が、ホームのリバプール戦で1-2の後半20分から出場し、4分後に今季10ゴール目を決めた。プレミアリーグで日本選手のシーズン2桁得点は初めて。三笘が絡んだ攻撃でさらに1点を加え、3-2で競り勝った。リバプールのMF遠藤航は後半32分から右サイドバックの位置で出場し、三笘とマッチアップするシーンがあった。
三笘と遠藤はともにベンチスタート。先制したのはアウェーのリバプールだった。前半9分、MFソボスライの左からの大きなサイドチェンジをFWサラーがワンタッチで落とし、攻め上がったDFブラッドリーが深く切れ込んで右から折り返すと、最後はMFエリオットが左足で合わせた。エリオットは今季リーグ戦初ゴールとなった。
前半32分、ブライトンが若い力で追い付く。20歳のFWグルダの縦パスに抜け出した21歳のMFアヤリが右足で流し込んだ。だが、前半終了間際にリバプールがセットプレーから勝ち越し。エリオットのパスをペナルティーエリア内の右で受けたソボスライが右足をコンパクトに振り、ボールはGKフェルブルッヘンの上を越えて逆サイドのネットに突き刺さった。
後半18分にリバプールは3人を交代。ここに遠藤は含まれなかったが、その2分後にブライトンは三笘を投入した。すると流れはブライトンに傾く。後半24分、三笘が左サイドでパスを受けて仕掛け、相手2人を引きつけて右足でパス。フリーで受けたFWウェルベックの左足でのシュートはGKアリソンに防がれたが、そのこぼれ球に反応した三笘が左足ボレーでゴール左隅に蹴り込んで同点とした。
後半32分、リバプールは遠藤が右サイドバックとして交代出場。三笘とマッチアップすることになり、2人がヘディングで競り合うシーンも見られた。
2-2の後半40分、三笘がペナルティーエリア内の左でボールを持つと、そこに遠藤が対応。三笘は縦パスを送り、MFオライリーのクロスを最後はMFヒンシェルウッドが合わせて勝ち越しに成功した。
ブライトンは既に優勝を決めているリバプールに逆転勝ち。2連勝で8位に順位を上げた。