
ヤクルトのサンタナが“黒ひげなき1発”を決めた。5回1死、DeNA平良の外角146キロの外角直球を右翼席に運んだ。3号ソロに「久しぶりに理想のバッティングができました」とゆっくりダイヤモンドを1周した。
16日にトレードマークのひげをそった。自宅で自らバリカンで豪快に刈った。「暑さ対策。日本の夏は暑すぎるので。みんなびっくりしていた」とイメチェン。さっぱり夏仕様で周囲を驚かせた。7回無死一塁では右前打で好機を広げ、ベンチの仲間からひげを触るようなポーズでいじられた。
「危機一髪」もあった。3回1死満塁で、三塁走者サンタナは内山の大飛球に1度、飛び出した。中堅の桑原が背走しながら好捕したため、急いで三塁に戻ってタッチアップ。余裕を持って本塁セーフかと思いきや、ヘッドスライディングで生還した。
今季2度目の3安打猛打賞に加え、3得点と役割を果たした。昨季までは主に中軸だったが、今季は14試合で2番スタメン。出塁率は4割1厘に上昇。新しい打順も似合ってきている。