
<西武3-2オリックス>◇17日◇ベルーナドーム
今季2度目の先発だったオリックス東晃平投手(25)は5回84球を投じ、手応えをつかんだ。
昨季8月の右肘手術後、2度目のマウンド。2回、6番外崎と7番蛭間に連打を浴びるなどで1死満塁。9番源田に左翼へ先制犠飛を許した。4回には味方の2失策で1失点。それでも150キロ超えの直球に、カットボール、ツーシーム、カーブを織り交ぜ、5回4安打2失点(自責1)にまとめた。
「感覚は良かった。ストレートが(前回と)全然違いました。(前回は)1試合目で力んでいましたけど、(今回は)落ち着いてできた。最少失点ではいけたのかなとは思います」
復帰登板となった前回6日の日本ハム戦(京セラドーム大阪)では2回途中3失点KO。中10日で映像を見返し、投球フォームのズレを修正した。球数は前回の35球から、84球に伸びた。今季初勝利はならなかったが、「球速もそこまで落ちることがなかったので良かった」とうなずいた。岸田護監督(44)は「前回より全然良かったと思います」とコメント。22年のデビューから無傷の8連勝を経験した「負けない男」の完全復活も近い。【村松万里子】