
<阪神5-2広島>◇17日◇甲子園
ヒットパレードだ。阪神近本光司外野手(30)が打ちまくり、甲子園を駆け回った。プロ7年目で自身初となる1試合5安打。第1打席の右前打を皮切りに左前打、中前打、中前打とヒットを重ね、8回の第5打席は2死二塁から左前に技ありの適時打を放った。
「ファーストストライクをスイングするということが大事だと思っていた。それができたので良かったなと思います」
走っては6回に今季9個目の盗塁に成功した。もちろん、守備でも貢献。藤川監督も「素晴らしい1番としての活躍。センターとしても、1歩目のスタートとか素晴らしく、彼らしい動きでしたね」と手放しで褒めたたえる活躍だった。
この試合だけで打率は2割8分5厘から3割1厘まで上昇した。攻めの姿勢で相手を翻弄(ほんろう)。虎のリードオフマンが乗ってきた。