
機動力で名門校対決を制する。
春季高校野球関東大会(日刊スポーツ新聞社後援)出場の常総学院(茨城1位)は17日、開会式が雨天中止となったため、同校室内練習場で朝6時半から8時まで打撃練習を行った。
初戦の東海大相模(神奈川2位)のエース左腕対策はもちろん、昨夏の甲子園でも活躍した最速150キロ右腕、福田拓翔投手(3年)対策としてマウンドの3メートル手前から右投手に投げてもらい、速球にも目を慣らした。常総学院主将の浜崎怜央外野手(3年)は「今年は、足の速い選手が多いので、小技でかき回していきたい」と、低い打球を徹底し、バント練習にも力を入れた。
常総学院は春11度、夏16度の甲子園出場で、優勝は春夏2度。対する東海大相模は春12度、夏12度の甲子園出場で、春夏5度の優勝と、ともに全国では名の知れた名門校だ。「全国から見ても、東海大相模さんは力のあるチーム。僕たちは挑戦者の気持ちで。茨城の優勝チームとして堂々と戦いたい」と、力を込めた。