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【町田】黒田監督の号令のもと前半で3発 相手を足もとの悪い自陣に押し込みセカンド回収


町田ゼルビアは、柏レイソルの11試合無敗を破り、3-0で快勝しました。この試合の鍵は、町田の黒田剛監督が用意した戦術にあります。悪天候を活かし、前半に3得点を挙げることに成功しました。特に試合前のコイントスで、雨でコンディションが悪化したピッチを選ぶという作戦がポイントでした。この選択が的中し、前半に町田が優位な状況を築きます。攻守において組織的に動き、強度の高いセカンドボールを回収しました。仙頭と林の連携プレーにより、2得点を奪い、さらにオウンゴールを誘発しました。後半には雨が止み、グラウンド状況も改善。これにより、町田はリードを守り切り、試合を制しました。この勝利で町田は6位に浮上し、4試合ぶりの勝利となりました。

町田黒田剛監督(2025年4月29日撮影)

<明治安田J1:町田3-0柏>◇17日◇第17節◇Gスタ

FC町田ゼルビアが11試合無敗と絶好調の柏を止めた。雨天の悪コンディションに目を付けた策士・黒田剛監督(54)の号令のもと、前半に畳みかけて3得点。昨季までの町田らしい攻守にスキのないサッカーを展開し、ホームで3-0と快勝した。4試合ぶりの勝利、10試合ぶりの無失点で6位に浮上した。首位鹿島は清水に1-0で競り勝ち7連勝。最下位横浜はクラブワーストタイの6連敗で、10試合未勝利となった。

   ◇   ◇   ◇

試合前ミーティング、黒田監督は権謀術数を巡らせた。「コイントスで勝ったら前半はコートを替えるぞ」。朝から降りしきる雨。町田ベンチ側のピッチ半面だけに水たまりがいくつもできていた。主将の昌子は「もうコイントスで俺が取るかのように、前半こっちに替えてあっちに攻めるからって言ってきた。『取れたらね』って返したら、監督は『源、日頃の行いだぞ』って」。ここ3試合勝てない間はコイントスもすべて裏。「自信はなかった」が町田を示す濃い青色が表に出た。天は味方した。

柏はGKも含め11人で自陣からビルドアップする。ボールが走らない水たまりは大きな敵だった。「前半のうちに自分たちの優位な状況にして畳みかけるプランがあった」(黒田監督)。相手を足もとの悪い自陣に押し込めるべく縦パスを送り、強度の高いセカンドボール回収を仕掛けた。

前半4分、MF仙頭が地をはうミドルシュートから意図的に混戦状態を作り出し、DF林の先制点が生まれた。続く同16分には左サイドから持ち込んだ林はGKとDFの間に鋭いクロスを入れ、オウンゴールを誘発した。とどめは同45分、ロングスローからオセフンがエリア内で倒されてPK獲得。前半のうちに3点を奪った。「悪いピッチなら事故が起きると思った」。狙い通り。仙頭も林も同じ言葉を口にしていた。

しかも黒田監督の想定通り前半のうちに雨はやんだ。昌子は「このグラウンドは水はけがいいので雨がやんで風が吹いたら、水たまりはなくなる。話していた通り」。気象予報士さながらの読みも決まった。前半の3点の貯金を生かし、柏の反撃を封じた。

4月以降は苦しい時期が続いていただけに、悪い流れを断ち切る大きな1勝。「町田が良かった時の勝ちパターンができた。自信になる」とは仙頭の弁。“天空の城”で町田らしさがよみがえった。【佐藤隆志】

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