
<巨人4-2中日>◇16日◇東京ドーム
中日が土壇場で試合をひっくり返され、連勝が2でストップした。1点リードの8回2死二塁から、代わったばかりの斎藤綱記投手(28)が吉川に右翼ポール際に逆転の3ランを浴びた。中日は今季巨人に1勝5敗。東京ドームでは昨季から8連敗となった。井上一樹監督(53)が試合後に8回の場面を振り返った。
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-8回は万全を期しての継投だった
井上監督 いや、これは今もコーチミーティングでもちゃんとコーチには言ったけども、もちろんそれは打たれたら戦犯みたいになる。つるし上げられるかもしれないけど、そんなことなく、やっぱり今までうちの勝利っていうのはピッチャー陣すごく助けられてきているところで、それは完璧に抑えてくれっていうのは気持ちでは出してはいても、ああいうこともあるわけで。だから、あとは次の登板の時にまたそんな引きずらないように。もちろんマルテが8回は全部締めてくれたらよかったんだけども、四球でちょっと嫌な予感でしたね。ちょっと斎藤で行くことに決めたんですけど。
-試合はすべてホームランによる得点。東京ドームの特性
井上監督 もちろんそれはもうバンテリンドームを庭として戦ってる。でもそれは東京ドームの広さを、じゃあ知らないんか? って知ってるわけで、それはそれは選手たちが1番過敏に意識はしてるはずなんで。ただ、やっぱりそういった意味では、この球場は怖いって話よね。
-上林が2打席連続ホームラン
井上監督 いやいや、もちろん今日もあいつがね、あいつのおかげでこう(勝利も)目前まで来てたわけだから、うちの中ではもう、もう外せない。もう、ほんとにピースというか、そういった形でいい働きをしてくれてると思います
-先発金丸は
井上監督 このようにまあまあデビューがホームゲーム、そしてこれだけオレンジ一色の中でのアウェーで登板っていうのも、もちろんこれからどんどん、どんどん積み重ねていくんだろうけど、あのアウェーでこれだけ投げた。結果的に勝ちも負けもつかなかったけど、爪痕っていうジャイアンツに対して、こういうようなピッチャーなんだねっていうような感じで、印象はつけられたピッチングができたと思います。
-またちょっと間隔を少し空けての次回登板になる
井上監督 そうだね。ちょっとああいうピッチングを見れば、また見たい、見たいという風なこともあるだろうし。俺も間隔はそんなに空けたくない。とは言いつつも、他のうちの先発ピッチャーもね、全然(ダメ)というわけじゃないから。それはまたピッチングコーチと話をして、どうするべきかっていうのはまた決めてます。