
北海道コンサドーレ札幌DF家泉怜依(25)がクラブ史上初となるDF登録の3試合連続ゴールを狙う。16日、札幌・白旗山競技場で17日ホーム・カターレ富山戦(プレド)に向けた練習に参加した。前節11日アウェーいわきFC戦(1-1)では、2戦連発となる今季4号を決めた。ただ試合は引き分けで「次は決めて勝ちたいですね。ガンガン狙っていきたい」と、勝利につながるゴールを欲する。
前節チームは前日の移動でトラブルがあった。新千歳発仙台行きの便が視界不良で引き返し、急きょ羽田行きに乗り換えた。羽田空港からバスで敵地の宿舎入りしたのは、試合当日に日付が変わった午前1時ごろだった。難しいコンディションで試合に臨んだが「当日の朝移動だったらきつかったと思うけど、睡眠時間も取れたし、そんなに疲れとかはなかった」と、勝ちきれなかった言い訳にはしない。今節は練習場が芝生の養生期間でいつもとは違うものの、じっくり練習を積み、万全の状態で臨めそうだ。
札幌のDF登録の選手が達成したことがない快挙に挑む。近年では20年にDF福森晃斗が直接FKで、19年にはDF進藤亮佑がオーバーヘッドなどで2戦連発(ともにJ1)を決めているが、3戦連発には届いていない。05年にDF池内友彦が出場停止を挟み、出場した3戦で4発はあるものの、難しい記録だ。シーズン4得点はすでに自己最多でチーム内得点王。だが守備陣としては「得点の部分も引き続きやりつつ、他もしっかりやっていけたら、チームは絶対に勝てる」と攻守での活躍を誓った。【保坂果那】